前回の記事では、これから試験勉強を始めようという学生さん・社会人の方に向けて、「最初の一歩=初動」について詳しく解説してきました。
本記事では,以下の3つの体験を解説しようと思います
✅参考書+問題集に絞って徹底的に解く
✅休日に場所を変えながらインプット(カフェ、図書館など)
✅得意・不得意を早めに可視化して、戦略的に対処
参考書+問題集に絞って徹底的に解く
一つ目の話題です。
正直、この話は「そんなの当たり前でしょ」と思う方も多いかもしれません。でも、ここでお伝えしたいのは 「インプットとアウトプットの比率」 の話です。
勉強って、インプットだけでは“わかったつもり”になりがちです。知識が定着していないのに「理解した」と勘違いしてしまう。
だから私は、アウトプット重視の勉強法を取りました。解けなかった問題を見つけ、それを徹底的に復習する。それが一番効率的だと感じています。
また、既に知っている内容ばかりを繰り返しインプットしても、得点にはつながりません。正直、時間の無駄だと思います(とはいえ、記憶の呼び戻しのために一度は通るべきだとは思っています)。
「一冊に絞る」からこそ合格が近づく
私が実践したのは、参考書一冊+問題集一冊だけを完璧に仕上げること。
なぜこれが重要かというと、複数の参考書を使うと、それぞれの表現や図解の違いに混乱してしまうからです。
情報が多すぎると、頭の中で整理しきれず、結果的にアウトプットできない、あるいは誤った理解で記憶してしまう危険性があります。
資格試験ではよく「テキストは増やすな」と言われますよね。
私の実体験としても、まさにその通りでした。
私が選んだおすすめ参考書の特徴
実際に使用した参考書はこちらです。
(ごめんなさい!リンクは準備中です。。。)
使ってみて感じた魅力は以下の通りです。
- 解説が対話形式で書かれており、講義を受けている感覚で学習できる
→ 重要ポイントの理解・記憶に効果的 - フルカラー印刷+見開き完結形式で、視認性が高く頭に入りやすい
- 各章の冒頭に「この章で出る代表的な問題」が一文提示されており、
→ その章の重要度・優先度を見積もる判断材料になる
→ 得意・不得意の可視化に役立つ - 各分野に網羅的な練習問題があり、インプットとアウトプットの循環がしやすい構成
休日に場所を変えながらインプット(カフェ・図書館など)
次にご紹介するのは、「学習場所を変える」という工夫です。
これは人によって好みが分かれると思いますが、私にとっては非常に効果的でした。
✅ 家では集中できないタイプの私の場合
前提として、私は平日は忙しくて勉強できず、基本的に土日しか学習時間が取れませんでした。
しかも、性格的に「家にこもって集中する」ができないタイプ…。なので、外で学習するスタイルを取りました。
✅ 「学んだ内容 × 学んだ場所」で記憶に残る
場所を変える目的はシンプルです。「内容と場所を紐づけて記憶する」ため。
「この内容はあの図書館で読んだな」と思い出せるようになり、記憶のフック(手がかり)が増えていきます。
- 図書館(4ヶ所ほどローテーション)
- カフェ
- 車内での学習(意外と集中できました)
移動中にはYouTubeの動画教材を音声で繰り返し再生して、耳からのインプットも併用していました。
このように、「場所を変える」だけでも、思い出しやすさ・集中力アップに大きく貢献してくれました。
得意・不得意を早めに可視化して、戦略的に対処
最後のポイントは、得意・不得意を可視化すること。
私はこれが合格への最重要戦略だと考えています。
✅ 得意分野ばかりやっても点は伸びない
勉強していてありがちなのが、「得意な分野をやって達成感にひたる」こと。
でもそれ、自己満足でしかないんですよね……。
何となく「いけそう」と感じてしまい、実際には対策が不十分なまま試験に突入してしまう危険もあります。
✅ 苦手を可視化する一番の方法は「徹底的に解く」こと
どうやって可視化するか?
答えはシンプル、「問題を解いて、記録すること」です。
- 解けなかった問題をメモ
- 分野ごとの正答率をチェック
- 間違えた原因を振り返る
こうして蓄積された「自分だけの弱点データ」から、効率的な対策の優先順位が見えてきます。
理系の方ならわかりやすいかもしれませんが、これはまさに「データ分析と傾向対策」ですね。
次回予告
次回の記事では、次の3つを掘り下げていきます。
- 移動中も動画教材でスキマ学習
- アウトプット重視(模擬試験 → 間違いノートで復習)
- 生成AIを活用して、質問や予想問題で理解を深掘り
引き続き、「働きながら短期合格」を目指す方に役立つ情報をお届けしていきます。
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