🔰導入:試験勉強、どこから始める?
「危険物試験って、何から手をつけるのが正解?」
「全部大事なのはわかるけど、順番で効率が変わるって本当?」
そんな悩みを持つ方に向けて、今回は「各分野の優先度と学習順」についてお話しします。
私自身の経験と、ちょっとした失敗も交えながら、効率よく合格に近づくための「学習戦略」をご紹介!
📌 優先度の基本ルール:「時間がかかる分野」から着手!
最初にお伝えしたいこと。それは…
一番時間がかかる分野から、最初に取りかかるのが鉄則!
理由はカンタン。
「忘却」が始まるのは、覚えた直後からだからです。
🧠 エビングハウスの忘却曲線って知ってますか?
下の図は「エビングハウスの忘却曲線」。記憶が時間とともにどう減っていくかを示した有名な理論です。

🟦 忘却のスピード(目安)
- 20分後 → 42%を忘れる
- 1時間後 → 56%を忘れる
- 1日後 → 74%を忘れる
でもご安心を。
この理論には「再学習で定着しやすくなる」という希望もあります。
🟨 効果的な復習タイミング
- 1回目:10〜20分後
- 2回目:その日のうちに
- 3回目:翌日
- 4回目:数日後
- 5回目:1週間後
つまり、「早く始めて」「何度も繰り返す」ことで、時間がかかる法令分野もちゃんと覚えられるんです!
わたしが実際に行っていた定着方法は,どうしても覚えられないキーワードに出会ったら,ハイライトをしておいて10分後にもう一度なんだったっけな?と思い出しに行きました。今思えば,この忘却曲線の理論をもとに学していたのだなと思います。
🧭 出題構成を再確認!
分野 | 出題数 | 合格ライン |
---|---|---|
法令 | 15問 | 各60%以上(9問以上) |
物理・化学 | 10問 | 各60%以上(6問以上) |
性質と消火 | 20問 | 各60%以上(12問以上) |
➡ 1科目でも足切りになると不合格!
バランスよく対策する必要あり!
総合得点の6割ではなく,全ての科目において60%以上を取る必要があります。
🥇 優先度1位:法令分野(最初に取り組むべき!)
📘 特徴:
- 暗記要素が多く、慣れが必要
- 普段生活していて聞きなれない内容が多数。
- 「製造所」「取扱所」などの用語や分類が多く、序盤に覚えきると理解が進む
🔥 攻略ポイント:
- 早めにスタート
- 忘却曲線を意識して「繰り返すこと」を前提に
- 試験に出やすい“ひっかけ”を意識して演習!
🥈 優先度2位:物理・化学(理解型で慣れると得点源)
⚗️ 特徴:
- 高校化学(化学基礎)レベルの計算・反応問題
- 苦手意識を持ちやすいが、パターン化されていて慣れると強い
🔥 攻略ポイント:
- 法令とのリンク(引火点、蒸気圧など)で理解が深まる
- 理解できると解けるので、つまづいても諦めない!
📝 実際に出た問題:
Feの結晶構造はどれ?
→ 正解:体心立方格子
「こんなん覚えてねぇ!」と思いました(笑)
でもこういう“落とし問題”はスルーしてOK。他で稼げば合格できます!
🥉 優先度3位:性質と消火(最後に一気に暗記)
🔥 特徴:
- 全類からの出題で範囲広め(1類〜6類の性質が満遍なく出題される。)
- 共通点を覚えれば効率的に整理できる
🔥 攻略ポイント:
- 消火法(冷却・窒息・除去・抑制)×危険物の性質 を組み合わせて覚える
- 試験直前期に詰め込む!
例:
🔥 第3類 禁水性物質(ナトリウム等)に水はNG → 大爆発
→ 消火には乾燥砂や金属用消火器
💡 全体まとめ:学習の順番が合格の鍵!
優先度 | 分野 | 理由 |
---|---|---|
★★★ | 法令 | 暗記が必要。慣れと繰り返しが重要 |
★★ | 物理・化学 | 理解すれば強い。法令とリンクできる |
★ | 性質・消火 | 暗記系。直前期の“詰め込み”で対応可能 |
以下にイメージ図を表記します!
自分なりの戦略を見つけて学習を楽しいものにしていきましょう。

コメント