危険物取扱者試験、何から始める?効率重視の学習順ガイド

危険物甲種試験録

🔰導入:試験勉強、どこから始める?

「危険物試験って、何から手をつけるのが正解?」
「全部大事なのはわかるけど、順番で効率が変わるって本当?」

そんな悩みを持つ方に向けて、今回は「各分野の優先度と学習順」についてお話しします。
私自身の経験と、ちょっとした失敗も交えながら、効率よく合格に近づくための「学習戦略」をご紹介!


📌 優先度の基本ルール:「時間がかかる分野」から着手!

最初にお伝えしたいこと。それは…

一番時間がかかる分野から、最初に取りかかるのが鉄則!

理由はカンタン。
「忘却」が始まるのは、覚えた直後からだからです。

🧠 エビングハウスの忘却曲線って知ってますか?

下の図は「エビングハウスの忘却曲線」。記憶が時間とともにどう減っていくかを示した有名な理論です。

引用元:https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160867366/rectangle_large_type_2_3d606077cd1311871c16f953471563c2.png?width=2000&height=2000&fit=bounds&quality=85

🟦 忘却のスピード(目安)

  • 20分後 → 42%を忘れる
  • 1時間後 → 56%を忘れる
  • 1日後 → 74%を忘れる

でもご安心を。
この理論には「再学習で定着しやすくなる」という希望もあります。

🟨 効果的な復習タイミング

  • 1回目:10〜20分後
  • 2回目:その日のうちに
  • 3回目:翌日
  • 4回目:数日後
  • 5回目:1週間後

つまり、「早く始めて」「何度も繰り返す」ことで、時間がかかる法令分野もちゃんと覚えられるんです!
わたしが実際に行っていた定着方法は,どうしても覚えられないキーワードに出会ったら,ハイライトをしておいて10分後にもう一度なんだったっけな?と思い出しに行きました。今思えば,この忘却曲線の理論をもとに学していたのだなと思います。


🧭 出題構成を再確認!

分野出題数合格ライン
法令15問各60%以上(9問以上)
物理・化学10問各60%以上(6問以上)
性質と消火20問各60%以上(12問以上)

➡ 1科目でも足切りになると不合格!
バランスよく対策する必要あり!
総合得点の6割ではなく,全ての科目において60%以上を取る必要があります。


🥇 優先度1位:法令分野(最初に取り組むべき!)

📘 特徴:

  • 暗記要素が多く、慣れが必要
  • 普段生活していて聞きなれない内容が多数。
  • 「製造所」「取扱所」などの用語や分類が多く、序盤に覚えきると理解が進む

🔥 攻略ポイント:

  • 早めにスタート
  • 忘却曲線を意識して「繰り返すこと」を前提に
  • 試験に出やすい“ひっかけ”を意識して演習!

🥈 優先度2位:物理・化学(理解型で慣れると得点源)

⚗️ 特徴:

  • 高校化学(化学基礎)レベルの計算・反応問題
  • 苦手意識を持ちやすいが、パターン化されていて慣れると強い

🔥 攻略ポイント:

  • 法令とのリンク(引火点、蒸気圧など)で理解が深まる
  • 理解できると解けるので、つまづいても諦めない!

📝 実際に出た問題:

Feの結晶構造はどれ?
→ 正解:体心立方格子

「こんなん覚えてねぇ!」と思いました(笑)
でもこういう“落とし問題”はスルーしてOK。他で稼げば合格できます!


🥉 優先度3位:性質と消火(最後に一気に暗記)

🔥 特徴:

  • 全類からの出題で範囲広め(1類〜6類の性質が満遍なく出題される。)
  • 共通点を覚えれば効率的に整理できる

🔥 攻略ポイント:

  • 消火法(冷却・窒息・除去・抑制)×危険物の性質 を組み合わせて覚える
  • 試験直前期に詰め込む!

例:

🔥 第3類 禁水性物質(ナトリウム等)に水はNG → 大爆発
→ 消火には乾燥砂や金属用消火器


💡 全体まとめ:学習の順番が合格の鍵!

優先度分野理由
★★★法令暗記が必要。慣れと繰り返しが重要
★★物理・化学理解すれば強い。法令とリンクできる
性質・消火暗記系。直前期の“詰め込み”で対応可能

以下にイメージ図を表記します!
自分なりの戦略を見つけて学習を楽しいものにしていきましょう。

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